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大学院について

大学院について

 2016年1月より当科は、横浜市立大学医学部リハビリテーション科学教室として講座化されました。それに伴い、大学院医学研究科が併設され大学院生の受入れが可能となり、研究環境や指導体制も整いました。現在、複数の大学院生が研究に取組んでいます。

 リハビリテーション医療は、障害と活動に焦点を当てて診断と治療を行います。つまり、障害と活動を対象としているため、臓器別ではなく全身(Whole body)を診る観点から医療を実践致します。当科では、研究においてもWhole bodyを診る観点から、広く様々な視点から研究テーマを検討し、障害や活動に焦点を当てた研究を実施しています。(主な研究内容は、研究活動のページをご覧ください。)

 各大学院生の研究テーマは、それぞれが臨床経験の中から興味や疑問を持った分野を中心に決めるようにしています。当科の大学院生は、基本的には社会人大学院生として診療業務と並行し研究活動を行います。ただし、大学院の間は研究のみに打ち込みたいという大学院生は、基礎医学の教室等と連携して研究を中心に行うことも可能です。

 大学院への進学は必須ではありませんが、リハビリテーション医学・医療の発展のためには研究が必要であり、臨床経験の中で何か疑問点が見つかり研究に興味を感じた方は、ぜひ大学院生として研究に取組み学位を取得して下さい。

大学院生からのメッセージ

 私は入局3年目で大学院に入学しました。元々理工系の出身で前職も研究・開発職として働いていた経緯もあり、その経験が医療の現場でなにか活かせないかという思いで入学しました。
 私はいま臨床研究をおこなっており、日中は現場で通常の臨床業務をこなしながら、空いた時間で研究をしています。リハビリテーション科では入局後4年目に専門医試験がありますが、大学院の講義を受けたり研究をおこないつつ、専門医試験をこなすことも可能です。また、心配なのが研究の進め方だと思います。臨床研究では、実際の患者さんを対象とした研究となりますので、実現可能な研究か、本当に意味がある研究なのか、倫理的には問題ないのかなど、分からない事が山積みです。しかし上級医の先生が適宜相談にのってくれますので安心できます。
 未知のメカニズムを解明したり、現場で日々抱いていた予想や疑問が解明できた時の喜びが研究の醍醐味だと思います。研究に対する明確な目標がある方は勿論、漠然と研究に興味がある方でも、是非大学院をご検討頂ければと思います。


リハビリテーション科 橋本直樹

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